パーリングする訳

パドリングにも慣れてうねりからのテイクオフもだいぶ慣れてきた。
波に乗るタイミングに徐々に慣れてきていざテイクオフ。

ところが立とうとするとノーズ部分(先端部分)が波に刺さってしまい何度やっても同じ結果。。。
これがパーリングという現象です。

パーリングする主な原因として考えられるのは

●パドリングが遅い→テイクオフが遅れる
●波が崩れる場所の判断が間違っている→パドリング開始のタイミングが悪い
●ボードに乗ってる位置が悪い→前に乗りすぎている
●テイクオフの時の姿勢→上半身を十分に反る

こんな原因が考えられます。

・パドリングが遅い

これに関しては練習あるのみ。パドル練習用のゴムチューブとか売ってますが、パドリングはパドリングでしか養えないバランス感覚があります。パドリング中も胸を反り背筋をつけたり、長い間パドリングできるように持久筋をつける。波に乗る瞬間は最大スピードを出せるように瞬発力のあるパドリングをしなくては波を捕らえることはできません。

サーフィンはパドリングに始まりパドリングに終わると言われています。ひたすら練習しましょう。

関連項目→パドリング

・波が崩れる場所の判断が間違ってる

パドリング開始のタイミングが合っていない場合がほとんどです。特に初心者の時はパドリングのスピードが遅いので、周りにいるサーファーと同じタイミングでパドリングを開始しても、トップスピードになるのに距離がかかってしまい、結果テイクオフが遅くなりパーリングしてしまう…という事です。

波を良く観察しましょう。どこで崩れるのかを海に入る前に岸から、よく見ておくのも大事な事です。
サーフィンビデオでのイメージトレーニングも良いでしょう。

ビギナーのうちはパドリング力がないので、かなり速い位置からパドリングを開始しましょう。

・ボードに乗ってる位置が悪い
前に乗りすぎていると当然ノーズ(先端)が沈み気味になり、テイクオフの時刺さってパーリングしてしまう。

パドリングの時、サーフボードの中心がおへそ辺りにあるように修正する。サーフボードの中心はあらかじめ判っていると良い。サーフボードの中心は小さな台にサーフボードを乗せて中心を計る。僕はワックスケースを小さな代替わりにしています。缶とか何でもオッケーです。

・テイクオフの時の姿勢

波が来てパドリング開始。波に押された感じと共にテイクオフする瞬間、腕立て伏せのような姿勢で滑って行きます。
この時上半身が十分に反っているでしょうか？ボードと自分のアゴはかなり離れているでしょうか？ここで体が反っていないとパーリングし易くなります。普段のパドリングから胸を反って練習して背筋力をつけておきましょう。胸を反るとパドリングが速くなりますし、パーリングしにくくなります。