館山ミニトリップ

今回は国内のミニトリップのリポートです。千葉県は館山方面へのサーフトリップです。って言っても日帰りですが…

千葉県に住む僕でも館山までサーフィンしに行くのはめったにありません。台風のグランドスウェルが内房にも届き、東~北東の風が吹いた時のみを狙っていくのですが…

結構何度もチャレンジしているものの僕は一度も当てた事はありません。僕の波友は何度か当てていて、しかも相当いい波だったそうで…僕もそんな日を夢見て年に2、3度の館山サーフトリップに行ってます。

【概況】
台風9号台風9号が入ってきていた。

南鳥島の北西海上にある台風9号(フィートゥ)は、発達しながら西に進行中。台風は西に進みながら発達し、5日父島の北を通過する予想。その後は北に向きを変え、本州に近づくとの事。970hpと勢力はたいした事は無いが今後発達して千葉県に接近するという予想。

千葉県は千葉北方面がほぼクローズアウト。湾になっているサーフポイントだけがかろうじてサーフィンできるという感じ。

鴨川方面か日本が誇るリーフポイント「マリブ」や「部原」に向かうかっていうチョイスもあるが、今日の僕らのメンバーにはビギナーが混ざっている。しかもロングボードだ。ダラダラ崩れてくるポイントはあんまり見当たらない。安全をとって平砂浦方面に向かう事にした。


tateyama_map2
千葉県マップ【アクセス】
京葉道習志野ICから高速に。木更津方面に向かい内房をひたすら南へ。
館山自動車道路と富津館山自動車道路が今年から連結され1本につながっている。
終点富浦ICまで習志野ICからは、だいたい100キロ。約2時間ほどで到着した。

高速の料金は片道2500円。チョット高いが利便性には変えられない。

去年までは君津ICで一度降りてから、下道を30分ほど走り、もう一度富津中央で高速に乗りなおすという田舎にありがちな感じだった。

習志野ICで乗る→富浦ICで降りる
国道410号を白浜方面に約6キロ 突き当たり 257号を右折すると海岸線に出る。
左側に防砂林が見える。向こう側が平砂浦。約5キロに及ぶ長い砂浜でどこでもサーフィンが可能。いたるところで波がブレイクしている。。

untitled【サーフボードの簡易キャリア】
この日はロングボード2本、ファンボード1本、ショートボード2本とサーフボードも5枚持っていった。当然車の中に積むには限界がある。そこで登場するのがこのFCSの簡易キャリア。布製なのでつけっぱなしにはできないが、街のりでも海にも両方使うなんて欲張りな車の使い方をする人にはとっても便利。

untitled こんな感じで車の屋根をクルッと1週回す感じで前と後ろに装着。ベルトのバックルのような金具が、引っ張ると締まって、二度と緩まないようにできている。最近のキャリアは結構すごい。

ボードを上においてベルトで固定。スピード出して抜けないようにスケッグを着けておく。車内に入らないロングボードを屋根上に。3枚くらいは楽勝!

untitled チョット判りづらいが車の中の天井にもベルトが張ってあるのでサーフボードが更に4枚くらいは乗ってしまう。
これでルーフの上に2枚中に3枚とサーフボード5枚搭載した。この感じならあと2,3枚はいける感じだ。

最近の簡易キャリアは良くできてる。感心感心。

【メンバー】
■egg shop
なじみのegg shop。ショートはかなり巧いし最近ではロングボードも初めて、あっという間に巧くなった。本を愛し映画を見るにも必ず原作を読んでからからというのが彼のこだわりみたいだ。なぜ「玉子屋」なのかは彼にあったら聞いてみるといい。得意技はローラーコースター?

■ランラン(仮名)
カリスマ美容師であるランランも元々はショートをやっていた。最近腹が出てきたと言ってはロングを始めたらものすごくはまっている。ここ3ヶ月でロングボードを3,4枚買い換えている。なかなかマジックボードが見つからないと嘆いているが、物欲星人なランランはしばらく立つと買い換えたくなるんだろうと僕はみている。
サーフィンは「達人」とかいうレベルではないが、心から楽しんでサーフィンしている。

■ヒバジ(仮名)
40超えてサーフィンを始めた「オールドビギナー」なヒバジ。サーフィンは5,6回通っているがまだテイクオフもままならない。やっとパドリングができるようになってきた。泳げないって言う事だったので、泳ぎを覚えるのも平行してやっている。ジェットスキーは長年やっていたので、海には慣れている。ジェットでも泳げなくて問題なかったのか?は定かではない。
超、おぼっちゃまんな天然100%のヒバジ。あんまり考えずに喋るが、ピントの合わなさは並じゃない。かなりトンチンカンな会話になってしまうが僕らの仲間内での笑いには欠かせない存在となっている。

■NAO
このサイトの管理人の僕ことNAOです。最近チョットだけロングやらしてもらって「かなり楽しい」とボード買おうか買うまいか迷っている感じ。暦だけは25年くらいサーフィンしていてもセンスの無さか?進歩があんまり感じられない。

untitled【平砂浦へ向かう】
朝6時に習志野にあるランランの職場駐車場に集合した。サーフボードを5枚と道具をあれこれ詰め込みいざ出発。習志野から館山まで約2時間のロングドライブだ。去年までは途中で分断されていた館山までの高速道路が今年一本化されたのでただひたすら高速を走って行けばついてしまう。高速道路をただまっすぐ走るのは結構飽きる。途中市原のパーキングで休憩しひたすら一本道走る。キャリアにロングボードを2本積んでいるため、あまりスピードは出せない。2時間走って富浦インターチェンジに到着。以外に近い。
下道を走る事20分、南房総の平砂浦に到着した。
平砂浦地図【平砂浦】
地図のなかに赤くマークしたのがサーフポイントとしての平砂浦で、4,5キロの海岸線だ。砂浜がずーっと続いているのでどこでもサーフィン可能。サンドバーがイロイロなところにできていて、サーファーが集中している。南にいくほど波が小さくなるのが一般的だ。

高速降りて410号をまっすぐ、そうすると平砂浦の最南端に出る。ここから平砂浦を一望できる。この地図には載っていないが、海岸沿いに道路が走っている。
海岸線を走っていくと南房パラダイスやファミリーパークの前がうまくサーフポイントになっている。これらの施設はサーファーのために駐車場を開放している。夏場は1日1000円の駐車料金が必要だ。

untitled 平砂浦ファミリーパーク

【サーフィン】

何箇所かチェックして、ファミリーパークの前でサーフィンする事に。といってもこの日の波はほとんどがダンパーで大きめのセットも腰~腹くらいが精一杯。台風のうねりにしては今ひとつのコンディションだ。もう1日ずれていれば肩~頭の波にあたっていたのだが…仕事は休めないしね…
こうなっては仕方ない。僕はいまだにテイクオフした事が無いヒバジにテイクオフさせる事を目標にして教え始めた。足がつくところで、腰くらいの波が来るところをチョイス。波が来るのに合わせてヒバジが腹ばいに乗っているロングボードを押してやる。
最初の何回かは、僕自身、押すタイミングが判らなかったのだが、徐々に慣れてきてタイミングよく押すと走らなかったボードが走り出す。何度かのチャレンジ後、ヒバジは2秒、サーフボードに立つことができた。僕がそうだった様にヒバジはきっとこの日、この海を忘れないだろう。この日の僕のミッションは終了した。
その後若干波が上がってきた気がしたので、ロングやファンボードをみんなで回しながら遊んだ。緊張にかけるサーフィンだが、これはこれでだいぶ楽しい。

午後には台風の影響でどんどんサイズが上がりそうな感じだった。が、僕以外は家庭があったりするので1時過ぎには上がった。

【ランチ】
僕らのこのオヤジサーフィンチームはランチが楽しくてサーフィンしに海に行っている感じもある。僕とegg shop以外は内房来たのは初めてって言う事だったので「それじゃあ、あそこに行こう」と、とっておきのおいしいお店へ。僕とegg shopは金谷にある巨大食堂を2箇所ほど知っていた。魚介類がお勧めの房総にはイロイロな魚介類専門のレストランや食堂がある。

最初に向かったのは金谷の漁協が経営する「番屋」。ここの「イカの掻揚げ丼」はヤバイくらいでかい。が、到着すると残念ながら火曜定休の看板が…でもまだ知ってる定食屋が他にもある…

かなや金谷港の近所にある「かなや」は番屋ほど値段がリーズナブルではないものの味は番屋より良いというのがegg shopと僕の評価。
ヒバジが運転してくれるのをいい事に、僕とegg shop、ランランは勢いよく生ビールを「ゴキュゴキュ」と飲み干した。3分後には「生3っつー」の声。
とりあえず「貝3種のなめろう」と「イカゲソの唐揚げ」をオーダー。

魚介類がとにかく美味い。粗煮や寿司などを平らげると、「なま3っつー」とまたもや…
ヒバジはかなりの大食いだ。定食を食べつくすといきなりもうひとつ定食を頼んでいた。定食2つは、食欲減退している僕にはとてもじゃないが食えない量だ。

僕とegg shopとランランで は丼物を2つオーダー「魚介類の掻揚げ丼」「アナゴ丼」とヤバイほど美味い。タレの甘さが僕にはとっても合っている。今まで食べたどんぶり物の中では最高ランクのうまさだった。

そして帰りの高速道路に。2時間のドライブの末、到着したのは夕方も7時になっていた。思い出に残るのはヒバジがやっとテイクオフできた瞬間だろう。

こうして館山ミニトリップは終了。楽しい1日となった。。

untitledオーシャンビューが心地良い かなや

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